足裏をケアすることには、どんな意味があるのでしょう?

2026年の研究から分かってきたこと
疲れているときに足をやさしく揉んでもらい、「ほっとした」と感じた経験はありませんか。
足のケアは、昔から家庭やさまざまな文化の中で行われてきました。現在では、大学や医療・看護の分野でも研究の対象になっています。
2026年、医学専門誌『Complementary Therapies in Medicine』に、成人と高齢者へのリフレクソロジーに関する研究を整理したスコーピング・レビューが発表されました。
19件の研究をまとめて検討
このレビューでは、一定の条件を満たした19件の研究が分析されました。
研究対象には、
- 入院している方
- 手術を受けた方
- がん治療中の方
- 慢性的な痛みのある方
- 高齢者や一般成人
などが含まれていました。
研究の多くは足へのリフレクソロジーを扱っており、特に多く調べられていたのが「痛み」と「不安」です。
論文の要約では、対象となった研究の70%で痛みや不安の有意な軽減が報告され、抑うつ症状や健康感、身体的な指標について好ましい変化を報告した研究もありました。
「病気が治る」と証明されたわけではありません
ここで、はっきり分けて考えなければならないことがあります。
このレビューによって、
「足裏のここを押せば、特定の病気が治る」
「特定の反射区と臓器が直接つながっている」
ということが証明されたわけではありません。
調べられたのは、リフレクソロジーを受けた人の痛み、不安、気分や身体的な指標などに、どのような変化がみられたかという点です。
また、研究によって、ケアの時間、回数、期間、刺激する場所、方法、強さには違いがありました。
そのため研究者も、今後は標準的な方法を整え、さらに質の高い研究を進める必要があると指摘しています。
足をケアすることから始まる健康習慣
足へのケアは、医療の代わりになるものではありません。
それでも、自分の足に関心を向けるきっかけにはなります。
足を見て、ケアして、動かしてみることで、
「今日は足が疲れている」
「いつもより冷たく感じる」
「指が動きにくくなっている」
といった身体の変化に気づくことがあります。
足裏を入口に、自分の身体について学ぶ。
それが、私たちが大切にしている足育の第一歩です。
【出典・参考文献】
Gañan Rojas YL, et al. “Reflexology as an integrative and complementary health practice for adults and older adults: A scoping review.” Complementary Therapies in Medicine. 2026;98:103348. DOI:10.1016/j.ctim.2026.103348 PMID:41831528 2026年3月12日オンライン公開、2026年6月掲載。
研究の話は少し専門的に感じるかもしれませんが、伝えたいのはとてもシンプルなことです。足育アカデミーの説明会・体験会では、ご家庭で無理なくできることからお話ししています。
整体師として15年、介護福祉士として15年。足裏健康法の講座では約400名の卒業生を送り出してきました。町田・玉川学園の地で「花南式 足育アカデミー」として、もう一度スタートしています。この南波ブログでは、これまで歩いてきた道のりと、いま考えていることを書いていきます。










