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まずは、自分の足を見ていますか?

2026.09.18

高齢者の足の健康に関する研究から

私たちは毎日、足で立ち、歩き、身体を支えています。

ところが、自分の足をじっくり見る機会は、意外に少ないものです。

顔や手の変化には気づいても、足の指や爪、皮膚の色、むくみ、タコなどは、痛みが出るまで見過ごしてしまうことがあります。

2025年に『日本フットケア・足病医学会誌』に発表された「地域で暮らす高齢者の足の健康:スコーピング・レビュー」では、地域で生活する高齢者の足の健康に関する研究が幅広く検討されました。

研究者は339件の文献を抽出し、そのうち142件を分析しています。

その結果、高齢者の足の健康について考えるためには、

  • どのような足の問題があるか
  • どのようなケアや支援が行われているか
  • 足の状態をどのように評価するか

という3つの視点が大切であることが整理されました。

研究では、地域で暮らす高齢者の多くが、さまざまな足の問題を抱えていることも指摘されています。

足の小さな変化に気づくことから

足の健康を守る第一歩は、特別な技術ではありません。

まず、自分の足を見ることです。

「以前より爪が切りにくくなった」
「足の指が動きにくい」
「いつも同じ場所にタコができる」
「左右で足の色や温かさが違う」
「靴を履くと痛む場所がある」

こうした小さな変化は、自分の身体を知るための大切な手がかりになります。

ただし、傷、腫れ、強い痛み、しびれ、皮膚の色の変化などがある場合は、自己判断で揉んだり押したりせず、医療機関へ相談することが必要です。

足を観ることは、自分の身体を知ること

足育で大切にしているのは、病気を診断したり治療したりすることではありません。

足を観る。
足裏をやさしくケアする。
足の指や足首を動かしてみる。
そして、普段の歩き方や靴、生活習慣に目を向ける。

毎日身体を支えてくれている足に、少しだけ関心を向けてみませんか。

足を入口に、自分自身の健康を見つめる習慣を育てていきましょう。

【出典・参考文献】
藤井かし子「地域で暮らす高齢者の足の健康:スコーピング・レビュー」『日本フットケア・足病医学会誌』2025年、第6巻第3号、158–168頁。DOI:10.34466/jjsfcpm.6.3_158

足を見ることから始めてみたい方へ。足育アカデミーの説明会・体験会で、その一歩をお手伝いできたら嬉しいです。

南波剛(花南式 足育アカデミー 講師)

この記事を書いた人
南波 剛花南式 足育アカデミー 講師

整体師として15年、介護福祉士として15年。足裏健康法の講座では約400名の卒業生を送り出してきました。町田・玉川学園の地で「花南式 足育アカデミー」として、もう一度スタートしています。この南波ブログでは、これまで歩いてきた道のりと、いま考えていることを書いていきます。

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